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美容経営ラボ

エステ開業に資格は必要か。国家資格がない施術と、ある施術

監修:猪越理恵サン・ティトル株式会社 代表取締役)

【結論】エステ開業の資格とは、一般的なエステ施術には国家資格がなく、まつげエクステや顔剃りなど美容行為を足すと美容師法等の資格と届け出が必要になる、という整理です。

  • フェイシャル(顔そり不可)、ボディ、痩身、脱毛は、資格がなくても施術可能とマニュアルは整理しています。
  • 保健所の美容所登録も、これらの施術だけなら原則不要です。
  • 税務署の開業届は、店舗形態を問わず個人開業の対象です。

この記事では、資格の有無だけを調べている人向けに、施術ごとの線を解説します。

エステ開業に資格は必要か

現在、日本でエステサロンを開業する場合、特に資格は必要ありません。エステティシャンとして施術する場合も国家資格はなく、民間資格があるだけです。

  • フェイシャルエステ(顔そりは不可)
  • ボディエステ
  • 痩身
  • 脱毛

保健所が必要になるとき

貸店舗、レンタル、自宅を問わず、一般的なエステだけなら美容所登録は不要です。ただしまつげエクステ・まつげパーマ・眉毛エクステ・顔剃りなど、美容師免許(顔剃りは理容師免許)が必要な施術を出す場合は、美容所(理容所)として保健所への登録・検査申請が必要です。

フェイシャルでも自治体で判断が分かれることがあるため、着工前に管轄保健所へ確認します。申請は遅くとも開業1週間前まで、とマニュアルは書いています。

資格がなくても学ぶ法令

種類 内容の要約
保健医療関係 医師等の国家資格者の業務。エステティシャンは行えない 医師法、あはき法、理学療法士及び作業療法士法、栄養士法
生活衛生関連 美容師・理容師の業務。入浴施設は公衆浴場法の許可が必要な場合あり 美容師法、理容師法、公衆浴場法
薬務関係 医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器の品質と安全 医薬品医療機器等法(旧薬事法)、薬剤師法
消費者保護 勧誘、誇大広告、クーリングオフ、個人情報 特定商取引法、景品表示法、個人情報保護法など

開業届

個人として報酬を得る仕事を始める場合、税務署へ開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)を出します。期限の現行ルールは開業届の記事を正とします。

資格なしでエステは開けるか

資格なしでエステは開けるか、への答えは「一般的なフェイシャル・ボディ・痩身・脱毛だけなら、国家資格がなくても店を始められる」です。マニュアル第4章は、これらの施術に国家資格はなく、民間資格があるだけ、と整理しています。

「開ける」と「開いたあとに品質が持つ」は別です。未経験でも法律上の入口は同じですが、消毒、同意、カウンセリング、客単価と稼働の数字が無いと、開業後に手が止まります。学びの場は未経験からのエステ開業と、サン・ティトル ビューティーアカデミーも選択肢です。

分岐 資格なしで開けるか 次に確認すること
一般的なフェイシャル(顔そり除く)・ボディ・痩身・脱毛 国家資格は不要 開業届、衛生、効能表現、月次シミュレーション
まつげエクステ・パーマ・眉毛エクステ 開けない(美容師免許) 美容所登録、手洗い場、着工前の保健所
顔剃り 開けない(理容師免許) 理容所としての扱いを管轄へ確認
医療行為・医療類似行為としてのマッサージ・ニードル 開けない 医師法等の業務。エステでは行わない
資格なしでエステは開けるか。開ける施術と開けない施術
資格なしでエステは開けるか。開業届は資格の有無と別

資格なしで開ける範囲を超えてメニューを足すと、工事後に保健所の要件が足りないことがあります。未経験で急ぐ人ほど、先に施術の線を決めてください。失敗の型はエステサロン開業の失敗に分けて書いています。

なぜ「資格を取るか」より「何の施術を出すか」が先か

施術から資格と保健所を引く確認フロー
資格確認は施術から引く。講座購入が先ではない

一般的なフェイシャル(顔そり不可)、ボディ、痩身、脱毛に国家資格はない、とマニュアル第4章は整理しています。先に民間資格の講座を買うと、出さない施術の費用が乗り、出したい施術(まつげ・顔剃り)の免許が残ります。線は施術から引きます。

美容所登録も、一般的なエステだけなら原則不要です。ただしフェイシャルでも自治体の判断が分かれることがあるため、着工前に管轄保健所へ確認します。申請は遅くとも開業1週間前まで、とマニュアルは書いています。工事後に手洗い場が足りない、が最も高い手戻りです。

施術の分岐(この記事の範囲)

出す施術 施術の資格 保健所 次の記事
一般エステのみ 国家資格なし(民間のみ) 美容所は原則不要 この記事で足りる
まつげエクステ・パーマ・眉毛エクステ 美容師免許。2名以上は管理美容師も 美容所登録が必要 まつげと美容師免許
顔剃り 理容師免許 理容所の扱いを保健所に確認 この表の線だけ。詳細は保健所
ネイルのみ 国家資格なし 美容所不要 ネイル開業
リラク(リフレ、アロマ等) 国家資格なし 美容所不要 リラク開業

やる/やらない

判断 やる やらない
法令 保健医療、生活衛生、薬務、消費者保護の4塊を開業前に学ぶ 資格がないから何を書いてもよい、とウェブに効能を書く
医療 診察・治療・医療類似のマッサージ・ニードルは行わない 医師法やあはき法の業務に踏み込む
税務 個人なら開業届。期限は国税庁No.2090(その年分の確定申告期限まで) 店舗形態が自宅だから届は不要、と思う
未経験 技術と衛生と数字を揃える 民間資格のカードを国家資格の代わりにする。未経験からの開業

よくある取り違え

  • エステティシャンは国家資格、と検索結果の古い記事を信じる。現行のマニュアル整理では、一般エステに国家資格はありません。
  • 美容室と同じ開業だと思う。違いは美容室とエステの違いへ。
  • 資格なしで開けるか、と資格の要否を同じ検索で混ぜる。開ける範囲と、品質が安定するかは別です。

確認チェックリスト

  • 出す施術を箇条書きにした
  • まつげ・眉毛・顔剃りの有無を決めた
  • 要るなら着工前に保健所へ行った
  • 化粧品販売と広告表現の確認先を決めた
  • 開業届の期限を国税庁で確認した(青色は別)
  • 医療行為の例(診察、治療、ニードル)をメニューから外した

次に読む理由

全体の順は開業の手順へ。税務の期限だけは開業届へ。自宅で開く人は自宅サロンへ。

法令4分類を、店の作業に落とす

保健医療関係は、診察、治療、医療類似行為としてのマッサージ、ニードルを使った施術など、医師やあはき師、理学療法士等が行う業務です。エステティシャンは行えません。生活衛生は、美容師・理容師の業務と、入浴施設を置く場合の公衆浴場法です。薬務は、医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器の品質と安全(医薬品医療機器等法、旧薬事法)です。社会・経済は、消費者基本法、消費者契約法、割賦販売法、特商法、景品表示法、個人情報保護法と、自治体の消費生活条例です。

資格がなくても、誤った運営を続けると営業を続けられなくなる可能性がある、とマニュアルは書いています。学ぶ場所は開業前です。ウェブのメニュー文と、回数券の勧誘と、顧客カルテの保管が、いちばん先に法令に触れます。

着工前に保健所へ持っていくもの

出す施術の一覧(一般フェイシャルか、顔そりか、まつげか、眉毛か)、予定の図面(手洗い場の位置)、開業希望日、店舗形態(貸店舗、レンタル、自宅、出張)をメモして行きます。フェイシャルでも自治体で判断が分かれることがある、というのが確認の理由です。申請は遅くとも開業1週間前まで、相談は工事契約の前です。

税務の開業届は保健所とは別です。個人で報酬を得るなら、形態を問わず対象です。期限は国税庁No.2090です。青色申告は別期限なので、資格の線がクリアでも税務が空欄、という欠け方をします。

資格なしで開けるか、の読み分け

「資格なしで開けるか」は、一般エステの法定条件の質問です。「未経験で品質が安定するか」は別質問で、未経験からの開業へ渡します。民間資格は学習の手段であり、美容師免許が要る施術の代わりにはなりません。

ウェブ公開の直前に見る法令

メニュー文の効能、回数券の勧誘、カルテの保管、化粧品の効能書きが、資格不要のあとに残る実務です。保健所が不要でも、薬機法と景表法と個人情報は残ります。条例は自治体で違うので、管轄の消費生活のページを一度開きます。医療行為の例を、スタッフマニュアルの禁止リストの先頭に置きます。

スタッフに渡す禁止リスト

診察、治療、医療類似マッサージ、ニードル、無資格のまつげと顔剃り、医薬品のような効能、優良誤認、個人情報の持ち出し。資格不要でも初日から置きます。開業届は税務、美容所は衛生です。

  • 禁止リストが紙
  • フェイシャルを自治体に確認
  • 相談は工事前
  • 民間資格を免許の代わりにしていない
  • 未経験論を混ぜていない

禁止リストの読み合わせ

開店前に、禁止リストを声に出して読みます。医療と目元と効能と個人情報の4塊が揃っているかを確認します。欠けたらウェブを開きません。

日次・週次・月次で手を動かす

チェックリストを壁に貼っただけでは、手が動きません。この記事の範囲だけで、日次・週次・月次に分けます。他記事の作業をこのカレンダーに混ぜないでください。

日次

  • 禁止リストを省略しない
  • 効能原稿を資格不要で許さない
  • 医療行為の例を先頭に置く

週次

  • 出す施術一覧を更新する
  • フェイシャルの自治体確認メモを残す
  • 民間資格を免許欄に書かない

月次

  • 開業届の期限文言を確認する
  • 美容所が要る施術が増えていないか見る
  • 条例ページを管轄で開く
  • 未経験の品質論をこの記事に混ぜない

月次の最後に、空欄が残った行だけを翌月の一手にします。全部を同時に変えると、何が効いたか分かりません。

まとめ

「資格なしで開業できる」は、一般的なエステ施術に限った話です。目元や剃刀を足すなら、工事の前に保健所へ行きます。

よくある質問

Q1. エステ開業に資格は必要ですか?

一般的なフェイシャル・ボディ・痩身・脱毛だけなら国家資格は不要です。民間資格は任意です。

Q2. 資格なしでエステは開けますか?

一般的なエステ施術だけなら開けます。まつげ・顔剃り・医療行為は対象外です。税務署の開業届は、資格の有無と別に必要です。

Q3. 保健所の登録は必要ですか?

一般的なエステだけなら原則不要です。美容師免許が必要な施術を行う場合は美容所登録が必要です。

Q4. 顔そりはできますか?

顔剃りは理容師免許が必要な施術です。フェイシャルエステに含めて行う場合は確認が必要です。

Q5. 医療行為との境界は?

診察、治療、医療類似行為としてのマッサージ、ニードルを使った施術などは行えません。

Q6. 民間資格は取った方がよいですか?

法律上の開業条件ではありません。技術と衛生と説明責任の裏付けとして、学びの場を選ぶ人は多いです。

Q7. レンタルサロンでも同じですか?

施術に必要な資格の考え方は店舗形態で変わりません。施設側のルールは別に確認します。

Q8. 薬事法という名前ですか?

現在の正式名称は医薬品医療機器等法です。化粧品の効能表現に関わります。

Q9. 未経験でも資格なしで始められますか?

法律上の入口は経験の有無で変わりません。技術と衛生と数字の設計は、開業前に別途揃えます。

Q10. 次に読む記事は?

まつげを出す人は美容師免許の記事、出さない人は開業届と資金計画です。未経験の人は未経験開業の記事へ。

Q11. 民間資格は取った方がよいですか?

法律上の開業条件ではありません。技術と衛生と説明の質を上げる手段です。講座名を店の合法性の証明に使わないでください。

Q12. 出張エステも同じですか?

施術の資格の線は店舗形態を問いません。開業届は個人で報酬を得るなら対象です。出張先の施設ルールは別に確認します。

Q13. 眉毛だけ足す場合は?

眉毛エクステは、マニュアル上、美容師免許が必要な施術に含まれます。着工前に保健所へ確認します。

Q14. 自治体でフェイシャルが美容所扱いになることは?

マニュアルは、フェイシャルでも判断が分かれることがある、と書いています。管轄への確認が先です。

Q15. 栄養士法がエステに関係するのは?

マニュアルは保健医療関係の例に栄養士法を挙げています。食事指導や栄養指導を業としてうたう前に、境界を確認します。

Q16. 消費生活条例はどこで見ますか?

サロンを管轄する地方自治体です。目的は似ていても条文は違います。

Q17. 民間資格は取った方がよいですか?

法律上の開業条件ではありません。技術と衛生と説明の質を上げる手段です。合法性の証明に使いません。

Q18. 出張エステも同じですか?

施術の資格の線は形態を問いません。開業届は個人で報酬を得るなら対象です。

Q19. 眉毛だけ足す場合は?

眉毛エクステは美容師免許が必要な施術に含まれます。着工前に保健所へ。

Q20. 自治体でフェイシャルが美容所扱いになることは?

マニュアルは判断が分かれることがある、と書いています。管轄へ確認します。

Q21. 栄養士法がエステに関係するのは?

食事指導や栄養指導を業としてうたう前に、保健医療の境界を確認します。

Q22. 消費生活条例はどこで見ますか?

管轄の地方自治体です。目的は似ていても条文は違います。

Q23. 禁止リストは資格不要なら不要ですか?

不要ではありません。資格がなくても初日から置きます。

Q24. 未経験で品質が安定するかはこの記事ですか?

違います。法定条件がこの記事、揃え方が未経験記事です。

参考文献・出典

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監修:猪越理恵(サン・ティトル株式会社 代表取締役 / Chief Beauty Officer、サン・ティトル ビューティーアカデミー校長。美容キャリア30年、指導歴17年以上。講演・講義を含め5,000人以上の人材育成に従事。プロフィール

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